クロスネットの打ち方と考察

バドミントン考察

もくじ

どうも!あっちゃんです!

今回はクロスネットについての打ち方と考察を記事にしていこうと思います!

クロスネットはかなり難易度の高いショットだと個人的に思っていますが、打てるようになるとよりゲームを有利に運ぶことができるかと思うので、頑張っていきましょう!

それではいってみよー☆

※ここでの定義や考察はあくまであっちゃん個人の見解ですので、悪しからずご了承くださいm(_ _)m

1.打ち方

では打ち方の説明からいきます!

クロスネットもヘアピンとネットショット同様、

2種類の打ち方を説明していきます♪

流すクロスネット

まずは簡単な流すクロスネットの打ち方からいきます!

流すクロスネットは、飛んできたシャトルに対しラケットの面を最初から横から当てにいきます

この時のコツとして

手首をあまり使わず、腕で運んであげると上手くいくと思います♪

注意点は、上から下に打つイメージではなく横にスライドさせるイメージでやってみてください。

動画を載せておくのでどうぞ☆

↓フォア

↓バック

ディセプション的クロスネット

次にもう一つの打ち方を説明していきます!

まずはおなじみ新単語の解説からいきましょう(笑)

ディセプション(deception)とは

だますこと,うそ,ごまかし;だまされていること(◆だますことを広くさす語で,悪意があるとはかぎらない)

ごまかし行為,ぺてん;だますもの,まやかしもの

goo辞書https://dictionary.goo.ne.jp/より引用

ということです!

昔からよく言われるフェイントですね!

では、どうやってフェイントをかけるかを解説していきます♪

まず、打つ場面としては当然ながらネット前からとなります。

あっちゃんはこの時、基本的にストレートヘアピンの形で入ります。←これ大事(後述)

そして、そこからクロスネットの打ち方に変形していきます。

ここで相手のことを考えてみましょう。

例)
相手:お、あいつストレートヘアピン打とうとしてるやんけ。
   前に詰めたろ(ニヤニヤ)
自分:クロスネット!
相手:えぇ!?そっからクロスネット打つん!?
   あー無理取れねぇ(ずーん)

はい。こんなことになるんですねぇ(・∀・)

なんとなくわかっていただけましたか?

では、その打ち方を説明していこうと思います☆

3ステップのリストにしてみたのでどうぞ!

  1. ストレートヘアピンの形で入る
  2. 打ちたい方向と逆側にラケットを寄せる
  3. 打つべし!

言葉だけじゃ分かりづらいと思うので動画を載せておきます♪

↓フォアのクロスネット

↓バックのクロスネット

コツとしては、手首をおへそに引き込むイメージでやると上手く入る気がします(^^)

注意点は、打点がストレートヘアピンの時よりも下がり、タイミングがズレやすいので気をつけてみてください。←超重要(後述)

2.比較と考察

ではこの2つのショットを比較してみましょう。

流すクロスネットは、初めからクロスに打つつもりでラケットが入っています。

これに対し、ディセプション的クロスネットはストレートヘアピンの形でラケットが入ります。

この違いは何でしょうか?

様々な考えがある中であえて選ぶとすれば、

シャトルを早く落とすか、相手の重心を崩しにいくのか

という点が異なるのではと思います。

シンプルにシングルスの場面で考えてみましょう。

まずはこちらの図を見て、位置の確認をしてください。

コートを4分割したときの名称振り分け図          

位置関係は理解できたでしょうか?

では例を出してみます。

例1

ゲームの中で相手がレフトリアコートからこちらのライトフロントコートに打ち、かつ相手の体勢が崩れている。

こういったシチュエーションの時、自分は次の球をどこにどう打てば決まり易いと思いますか?

基本的にはオープンスペース(空いている所:相手がいる場所から一番遠い所)だと思います。

この時にクロスネットを打つとして、貴方なら流す方を選びますか?

それともディセプションを狙いにいきますか?

あっちゃんの回答としては、流してクロスネットを打ちます

その理由として、相手の体勢がすでに崩れているのであればわざわざ相手の重心を崩す(ディセプション)必要性を感じないからです。

それよりもシャトルへのアプローチを早くし、素早く落としにかかる方が合理的と判断するため、あっちゃんは流して打ちます。

また、ディセプションを狙う時に打点が下がるとお伝えしました。

バドミントンは一瞬の間が相手を立ち直らせるキッカケになる場面がしばしばあります。

そのため、あえて打点が下がるような打ち方のクロスネットは使わない方が良いともいえますね。

では、そんな打点が下がるディセプション的クロスネットはどのような場面で使うのか考えていきましょう☆

こちらも例をあげてみます。同じようにシングルスで、少し具体的にしてみます。

例2

自分がカット(もしくはドロップ)を打ち、相手がストレートヘアピンを打ち返してきた。この時に相手はロブを待っていて、きたらスマッシュを打ってやろうと思っている。

さぁどうでしょうか?

1つポイントとして、バドミントンにはプレーイングセンターという考え方が主流にあります。

またどこかで記事にしようと思いますが、死ぬほど簡単に言ってしまえば、状況や相手によりますが「打った場所に近づけ」です。

ですので今回の例の場合では、相手はストレートヘアピンを打ったので

頭の中はスマッシュのイメージを持ちながら、身体はネット前にあるという状態です。

複雑になってきましたが頑張ってください!笑

こういう場面であっちゃんはよくディセプション的クロスネットを使います!

まず、オープンスペースとしては相手がいる場所から対角線上の後ろになります。

斜線部分がオープンスペース                             

ですが今回は、相手がそこに打ってほしそうにしています。

わざわざ打ちたくありませんよね?

なので相手の思惑の外であり、尚且つ相手がいない場所にディセプションしつつ打つというのが効果的になってきます。

そして、ディセプションするためには打ち方とタイミングが重要です。

さぁ、ここでディセプション的クロスネットの打ち方について思い返してみてください。

打点が下がるとお伝えしましたが、下がる要因をお伝えしていませんでした。

その理由は、

ストレートヘアピンを打つところからクロスネットに変形させるため

です。

もう少し具体的に言うと、

  • ストレートヘアピンを打つタイミングのギリギリでクロスネットの形に変化させる
  • 変化させてる間にもシャトルは放物線を描きながら地面に向かっている

ということになります。

なので必然的にストレートヘアピンとディセプション的クロスネットの打つタイミングには微妙にタイムラグが生じます。

この微妙な間が相手の重心を崩すのに効果的になります!

ディセプション的クロスネットをより具体的に説明するとすれば、

ストレートヘアピンと思わせておいてタイミングをずらし、クロスネットを打つ

ということになります。

相手の立場になって考えてみれば、

後ろは打ちたいと思ってるからいける。ストレートヘアピンは近いから返せる。

という状態にあるといえます。

つまり、重心は真っ直ぐもしくは後ろにあることになります。

ここで「あ、ストレートヘアピンや」と思わせておいてクロスネットを打つことで、まっすぐの重心から横側に崩すことができると考えています。

これは体感的な話なんですが、自分が思っていない所にシャトルが飛んでくると取れないことが多いです。

また、たとえ取りに行ったとしても動き出しで重心が崩れてしまったり、動き出しがとても重くなります。

この現象を意図的に作りだすためのショットがディセプション的クロスネットになります。

といった所で簡単にまとめてみます♪

流すクロスネット

シンプルにクロスに打つことができるショット。素早くオープンスペースに打ち込みたい時に効果的なことが多い。

ディセプション的クロスネット

タイミングを少しズラしディセプション(欺く)ことで、相手の重心を崩す時に効果的なショット。

3.まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は前回までと比べてかなり戦術的な部分を練りこんで説明をしてみました。

初心者の方からすると少しわかりにくかったかもしれません。

また、シングルスを基調として考察をしてみたのでダブルスには当てはまらないこともあったと思います。

あっちゃんはシングルスプレーヤーなので(笑)

だからといってシングルスだけしているのではなく、ダブルスもします。

その時には今回説明したようなディセプションを織り交ぜたクロスネットはあまり使いません。

なぜなら、間がありすぎるからです。

ダブルスのようなテンポの速い展開の中では早く落とすことを優先的に考えるので、よっぽどのことがない限りタイミングをズラしたショットは打たないようにしています。

ですが、上達するにつれて比較と考察で述べたような相手との心理的な駆け引きを楽しめるようになるので、ぜひ頑張ってレベルアップを目指してください♪

また、この記事に対するコメントや質問等も募集していますので、よかったらコメント欄の方に記入をお願いします!

今回はこのへんで!

では、アディオス☆

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